2009年8月15日土曜日

小笠原島観光

ふじ丸での日食クルージングで唯一小笠原諸島の父島観光があり、日食翌日でルンルンの上陸でした。
午前はガイド「シマちゃん」の案内で小笠原固有植物の探索や名所を見学、中央山からの眺めはきれいでした。特にふじ丸が停船している二見湾の海の色は格別でした。海上でスコールが発生しているのがよく見えていました。
昼食は郷土料理の島寿司、亀刺し、亀の煮込み、アカバの煮込みで生ビールをいただきました。ウミガメは初めてでした、刺身は馬刺のような舌触りで生臭さはありませんでした。青ウミガメは保護されているのですが観光用などに年間150頭を捕獲しているようです。




午後は国立天文台VERAの見学、水沢、入来、石垣島、小笠原の4カ所で同時観測することで高性能な観測がされています。月の衛星「かぐや」の操作もしていたそうです。










出港時には小舟で並走しながら見送ってくれたのが感激でした。私たちのふじ丸はゆっくり走行していると思っていたのですが、見送りの小さな漁船が波をかき分け全速力で追っかけていたのであらためてふじ丸のパワーに感心しました。
     

2009年8月14日金曜日

ふじ丸で日食クルージング

クルーズ船「ふじ丸」での日食ツアーに行ってきました。過去5回の皆既日食に出かけましたが、船上での観測は初めてです。目的地は小笠原沖でさどかし波も大きく船酔いするのではと思っていました。
出港は姫路港で消防音楽隊の演奏などの後出港するのですが、船旅はテープを引き裂きながらゆっくりと岸壁を離れるのがいいですよと聞いていたのでテープをもらって投げるタイミングをみはからっていました。本当にドジでした、てーぷを真下の海へ落としてしまいました。
今回のツアーは「兵庫県立大学日食観測アカデミックツーリズム」の募集で眠たい講義を受けながらの船旅でした。が、動くホテルのようで食事は毎回おいしく いただきました。朝食、昼食、アフターヌーンティー、ディナー、夜食、夜の宴と酒酔い状態は茶飯事で船酔いなんかは自宅に帰るまで感じられませんでした。
日食時の海は大変穏やかで通常は上がれないトップデッキで気持ちのよいコロナを見ることが出来ました。船長に感謝感謝です。      

北硫黄島近海日食

久しぶりにコロナを観ることが出来ました。今回の日食ツアーは船上で観測するので移動することも簡単で、小笠原高気圧の真下に向かうので成功は間違いない とは思っていましたが、梅雨明けも遅れて日本本土は雲に包まれた中での出港となりました。途中雨にも遭遇しましたが日食前夜には星も見えだして、当日の日 の出にはグリーンフラッシュを見た人もありました。朝のうち雲もありましたが船長が雲のないところへ移動してくれて、高層にはうす雲もありましたが文句の ない晴天の中で日食を迎えることが出来ました。
船上の風景がコントラストが強いままでだんだんと暗くなって行く雰囲気に緊張感も高まります。熱くて手が付けられなかった甲板もひんやりとしてきました、 西の空が赤みを帯びてきたなと思う頃から一気に暗くなり始め最初のダイヤモンドリングが見えたはずです。私はコロナを良く観たいため皆既まで下を見ており ました。太陽活動の極小期らしく横に広がるコロナですが、これは何度観てもすばらしいものですね。双眼鏡でじっくりとながめてきました、今世紀最長の皆既 なので隠す月も大きいためプロミネンスは見えませんでした。
今回軽装で来たので写真も一眼ではないコンパクトデジカメで写してみました、やはり口径がないので微細なところまでは写せませんでしたがそれなりの雰囲気 は撮影できたかなと思っています。興奮の中でやっぱり大失敗、動画モードでコロナからダイヤモンドリングまでを写していたつもりがカメラが作動していなく てがっかりでした。
あっという間の6分39秒で、目が暗闇になれていたのか金星は長く見えていました。船上では見えて良かったの安堵感と本当にすばらしいコロナが見られた興奮とでおおにぎわいでした。さて、次の日食はどこにすべきかな?